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Gekka

2025.10, お風呂と街灯

十月の夜、低照度の暗がりのなかで、
「カラスの鐘」を聴かせてくれた。

緩やかにカーブする小道を歩きながら、
ふたりで月を見た。

月を見て、共通の友人の彼のようだと話した。
僕らは、あんな月にはなれないんだと話した。

よく見える大きな月明かりの下、幹線道路を横目に、
月よりずっと低いゴールポストへ跳んで、
手を伸ばしてみたりした。

今なら、もっと高い場所に手が届くよ。

届く。そうでしょ。

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